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	<title>音響文化研究会トークイベント　交差する音の技術と音の文化 &#187; wpmaster</title>
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		<title>#5 「見る」ための音―障害と音響技術の関わり</title>
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		<pubDate>Sun, 27 Mar 2016 10:30:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2016年4月23日（土）@本屋B&B (下北沢)　終了しました]]></category>
		<category><![CDATA[featured]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://soundstudies.jp/?p=602</guid>
		<description><![CDATA[&#160; エジソンは録音技術を目の見えない人のための本にしようとしました。ジョナサン・スターンは『聞こえく &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/t05/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">#5 「見る」ための音―障害と音響技術の関わり</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2016/03/IMG_7147-のコピー.jpg"><img class="  wp-image-622 alignleft" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2016/03/IMG_7147-のコピー-300x278.jpg" alt="IMG_7147 のコピー" width="274" height="254" /></a>エジソンは録音技術を目の見えない人のための本にしようとしました。ジョナサン・スターンは『聞こえくる過去』のなかで、聴覚障害が録音技術の成りたちに深く関わっていたと考えます。今回は、音響技術が障害といかに関わってきたかをテーマにお話を伺います。ゲストは視覚障害者の世界をあざやかに描いた『目の見えない人は世界をどう見ているのか』の著者、美学研究者の伊藤亜紗さんと、補聴器やオーディオ・ブックの歴史を研究されている瀬野豪志さんです。</p>
<p>ゲスト：伊藤亜紗（東京工業大学准教授）、瀬野豪志（蘇音　音響技術史）<br />
日時：2016年4月23日土曜日　15:00～17:00 （14:30開場）<br />
場所：<a href="http://bookandbeer.com/map/" target="_blank">本屋B&amp;B</a>　世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F<br />
入場料：1500yen ＋ 1 drink order</p>
<p>INSCRIPT　『聞こえくる過去』刊行記念トークイベント開催！<br />
<a href="http://www.inscript.co.jp/" target="_blank">http://www.inscript.co.jp/</a></p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>#4　過去の音と向き合う ―― 録音アーカイヴの取り組み</title>
		<link>http://soundstudies.jp/t04/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/t04/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 15 Feb 2016 12:20:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2016年3月11日 (金) @MEDIASHOP (京都)　終了しました]]></category>
		<category><![CDATA[featured]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://soundstudies.jp/?p=571</guid>
		<description><![CDATA[&#160; ゲスト　藤本草（公益財団法人日本伝統文化振興財団会長） 2016年3月11日 (金) 19:00 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/t04/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">#4　過去の音と向き合う ―― 録音アーカイヴの取り組み</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p>ゲスト　藤本草（公益財団法人日本伝統文化振興財団会長）<br />
2016年3月11日 (金) 19:00〜21:00　<a href="http://www.media-shop.co.jp/" target="_blank">MEDIASHOP（京都市中京区）</a>入場無料</p>
<p>レコードが音を聴くための手段として定着してから百年以上が経ち、膨大な数の録音物が作られてきました。さまざまな分野で過去の資料のデジタル化が進められている現在、蓄積された「過去の音」とどのように向き合うかが問われています。そこで、国立国会図書館が公開している20世紀前半の録音アーカイヴ「れきおん」の構築に携わられた藤本草さんをお迎えして、同アーカイヴ設立の経緯や理念、録音アーカイヴ作りの実務上の課題などについてお話を伺います。</p>
<p>参考サイト： <a href="http://rekion.dl.ndl.go.jp/" target="_blank">れきおん（歴史的音源）</a> &#8211; 国立国会図書館</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/06/音響文化研究会8月21.jpg"><img class="aligncenter wp-image-386 size-full" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/06/音響文化研究会8月21.jpg" alt="" width="1600" height="900" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>日本ポピュラー音楽学会2015年大会ワークショップA「1955年の音響メディア史」</title>
		<link>http://soundstudies.jp/e03/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/e03/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 28 Oct 2015 00:24:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[関連イベント]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160; 日本ポピュラー音楽学会2015年大会のワークショップA「1955年の音響メディア史」に、音響文化 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/e03/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">日本ポピュラー音楽学会2015年大会ワークショップA「1955年の音響メディア史」</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<div>日本ポピュラー音楽学会2015年大会のワークショップA「1955年の音響メディア史」に、音響文化研究会の中川克志が登壇します。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>音響メディア史の観点からポピュラー音楽を眺める視点を整備したい、という企図から色々あって、以下のようになりました。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>
<hr />
</div>
<p>&nbsp;<br />
日本ポピュラー音楽学会2015年大会</p>
<p>ワークショップA「1955年の音響メディア史」</p>
<div>
<div>日時：2015年12月6日（日）10:00-13:00</div>
<div>場所：京都精華大学　友愛館Y-004</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>登壇者：</div>
<div>中川克志（問題提起者）：横浜国立大学都市イノベーション研究院</div>
<div>大和田俊之：慶応義塾大学法学部</div>
<div>髙橋聡太：東京芸術大学大学院</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>日本ポピュラー音楽学会2015年大会プログラム</div>
<div><a href="http://www.jaspm.jp/jaspm27/">http://www.jaspm.jp/jaspm27/</a></div>
</div>
<div></div>
<p>&nbsp;</p>
<div>
<div>ワークショップ要旨</div>
<div></div>
<p>&nbsp;</p>
<div>1.</div>
<div>音響メディア史の観点からポピュラー音楽を眺める視点を整備したい。つまり、楽曲中心ではなく、社会的・政治的背景との関連からでもない、ポピュラー音楽史の可能性を提示したい。これが当初の企画の意図であった。この企図を実現するために共同討論者と打ち合わせを行うなかで、本ワークショップでは、1955年のポピュラー音楽における音響メディア史に注目することにした。1955年といえば「ロックンロール」が生まれた年だが、この年を音響メディア史の観点から眺めると、どのような風景が浮かびあがってくるだろうか。より具体的に内容を指示するために、当初の企画名「ポピュラー音楽史における「電子音／電気音」の位置づけをめぐって（仮）」から変更させていただく所以である。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>2.</div>
<div>こうした企画を構想したのは、企画者である中川が、ポピュラー音楽史を概説する視点を得たいと考えているからである。そのために中川は、迂遠ではあるが、音響メディア史という観点からアプローチすることで、ポピュラー音楽史の語りに重層性を生み出し、ひいてはポピュラー音楽史の概説の作成に貢献したいと考えた。そこで、本ワークショップの目的を、ポピュラー音楽史の語りに重層性を生み出すために必要な方法論や、そのために適当な領域などについて討議考察すること、と設定させていただく。共同討議者は、音響メディア史の観点からポピュラー音楽を眺める事例を提供する。フロアとの質疑応答ではその方法論等について討議したい。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>３.</div>
<div>無制限に時代と地域を広げると議論が成立しないので、本ワークショップでは1955年の英米圏に焦点を絞る。あらゆる時代と地域を比較したうえで最も重要だからここを選択したわけではないという意味でこの時代と地域を選択した理由は恣意的だが、この時代と地域の選択は、ポピュラー音楽史を概観するという最終的な目的にとっては示唆的であり得ると考えている。1955年といえばロックンロールが生まれた年だし、この時期は「現代音楽」というジャンルとポピュラー音楽とが音響メディア史上で奇妙な交錯を果たす事例を観察できるからだ。つまり、音響メディア史の観点からポピュラー音楽を眺める視点の一事例を提供できるからである。これが中川の提供する事例である。中川は、本ワークショップの狙いを説明するとともに、1955年にシュトックハウゼン《少年のうた》（1955-56）が電子音楽と具体音楽とを「融合」させたことを例に、「現代音楽」と「ポピュラー音楽」における「電子音楽」の位置付けと、ふたつの音楽史に対する音響メディア史的観点の重要性とについて考察してみたい。また他の二人の共同討議者も、この時代のポピュラー音楽を音響メディア史の観点から眺める事例を提供してくれる。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>共同討論者である大和田が検討する事例の概要は次のとおりである。 「1950年代の「サウンド」と「メディア」について検討する。チャート分析に定評があるジョエル・ホイットバーンのビルボード集計本によると、1950年代の前半と後半でアメリカのヒット曲の特徴が質的に変化していることがわかる。55年以降、エルヴィス・プレスリーやファッツ・ドミノなどのロックンローラーがランキングの上位に浮上するが、それはティンパン・アレーなどの楽曲とは「サウンド」として異なっていたのだ。本発表ではロックンロールやロカビリーに特徴的なエフェクトのひとつとして「スラップバック・エコー」をとりあげ、それがポピュラー音楽史上、「音響的」にどのように位置付けられるかについて検討する。それと同時に、ロックンロールというジャンルの成立を促すメディアとしてラジオにあらためて注目し、それがそれ以前の音響メディアといかなる意味で異なっていたのかについても考察したい。」</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>また、共同討論者である高橋は、1955年以降の実演における電気的な音量の増幅と制御に着目した問題提起を行なう。高橋が検討する事例の概要は次のとおりである。 「ビル・ヘイリー＆ヒズ・コメッツの《Rock Around the Clock》が映画『暴力教室』とともにヒットした1955年は、ポピュラー音楽史における「ロックンロール元年」として位置づけられる。ロックンロールのみならず、各時代において「若者向け」とされる新興ジャンルは、往々にしてある種の耳あたりの悪さや、やかましさと結び付けられてきた。しかし、それが実演の場でどのような技術のもとに鳴らされていたのかは、音盤を中心とする歴史記述からはしばしば捨象されてしまう。同じく1955年にヒットしたペレス・プラードのマンボにおける大人数のブラス・セクションがステージでもたらす効果や、その後の諸ジャンルでの実演における「音量」の大きさに関する当時の議論を紹介し、1950年代なかばから1960年代後半にかけて発達したアンプやPAといった音響メディアについて検討する。」</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>４.</div>
<div>本ワークショップで検討できる事例は限られた地域の限られた事例に過ぎないが、こうした議論を蓄積していくことで、ポピュラー音楽史を概観する視点の構築に貢献できるのではないだろうか。ポピュラー音楽史における音響メディア史の重要性、あるいはポピュラー音楽史の通史の必要性を喚起できれば、本ワークショップの目的は達成されるとしたい。</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
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		<item>
		<title>『聞こえくる過去』訳者（中川克志）による解説：補遺</title>
		<link>http://soundstudies.jp/c01/</link>
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		<pubDate>Sun, 18 Oct 2015 02:05:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[訳者解説]]></category>
		<category><![CDATA[関連書籍]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160; まず、広く読んで欲しいので、改めて、本書が明らかにしたことをできるだけ簡潔にまとめてみます。過度 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/c01/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">『聞こえくる過去』訳者（中川克志）による解説：補遺</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://www.inscript.co.jp/b1/978-4-900997-58-5"><img class="alignleft wp-image-548 size-medium" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/10/ap-215x300.jpg" alt="ap" width="215" height="300" /></a>まず、広く読んで欲しいので、改めて、本書が明らかにしたことをできるだけ簡潔にまとめてみます。過度に簡潔にまとめると意味不明な要約にしかなりませんが、とりあえずのとっかかりにお使いください。</p>
<p>本書は、音響再生産をめぐる理念と活動をどのように明らかにしたかという観点から記述できます。音響再生産という理念がどのように登場し、理解され、社会に浸透していったか、また、音響再生産という理念のもとで行われる諸活動はどのように始まり、社会に浸透していったか、といったことです。 以下、いくつか列挙しておきます。</p>
<p>１．この本は、音響再生産をめぐる理念と活動が、１９世紀中頃を境にそれ以前とそれ以降でかなり変化したことを明快に描き出しています。スターンによれば、それ以前は口をモデルに作られていた音響再生産機器が、１９世紀中頃に、耳の代わりに機能するものとして、耳をモデルに機能するものとして作られるようになりました。それゆえスターンは、音響再生産の起源には聾がある、と述べるのです（エジソンやベルなど「聾者」だけではなく）。</p>
<p>２．この本は、音響再生産のための聴取の技法の登場と変化に着目することで、近代における感性の歴史を聴覚を中心に描き出しています。聴診器の歴史と電信の歴史が並行的だったことが明らかになります。 知的あるいは科学的に信頼できる調査手段として聴取が採用されるようになった時代と領域を精査し、その「形態学的類似」（216）を指摘しています。</p>
<p>３．また、この本は、聴診器や電信やヘッドフォンの聴取のために発達した聴覚型の技法が、西洋近代特有の聴覚の使い方であり、それがどのように「合理的な理性」と関連付けられるようになったか、ということが明らかにします。この歴史は決してあらゆる時代と集団にあてはまるものではありません。これは、例えば“狩りにおいては「耳」が大事”という話ではなく、ある特定の集団全体の身体の技法が発達した、という話だからです。なので、例えば、農耕しか知らなかった古代のある集落の人々がある時狩猟活動を始め、そこから数十年でどのような経過を辿ったか観察できれば、同様の過程を観察できるのかもしれません。</p>
<p>４．この本は、音響再生産技術がメディアとして社会的に受容される前に、技術を受容する文脈が技術を受容する方向性をすでに決定してしまっていたことが語られます。ラジオは電話で電話はラジオだったという話です。そしてさらには、そのようなメディアと技術の関係性の背後にあったものが語られます。</p>
<p>５．この本は、ハイファイな音が望ましい、という考え方の起源と構造を明らかにします。音響忠実性をめぐる言説構造――再生産される前の音（オリジナル）と再生産された音（コピー）との同等性（＝音響忠実性）を理想とする言説――のなかに私たちが見出すのは、技術とその使用者との共犯関係です。</p>
<p>６．音響再生産技術が可能にした、音を再生産できる形で記録するという行為は、19世紀のある特定の文化的活動と並行的に生じて発展してきた営為であることを明らかにしています。録音と、缶詰制作と死体防腐処理は、内的要素を改変しても外的要素を保持しておけば機能する（＝「オリジナル」と同等の存在とみなされる）という点で、並行的な現象なわけです。</p>
<p>僕は、初め、この本は画期的なメディア論であり画期的な感性論だ、と思っていました。またすぐに、この本は画期的な近代史であることにも気づきました。なので、訳者解説ではこの本の意義を、マクルーハンとキットラーを補完するものと説明しました。つまり、基本的には、画期的なメディア論として、また画期的な感性論として位置付けました。さらには音響研究の基盤を開拓したものとしても位置付けました。訳し終えて今は、この本は画期的な社会科学とも言えるかもしれない、と考えるようになりました。この本は、ある社会における階級間の感性の差異がどのように表れるか、といったことを考えるうえでも多くの示唆を与えてくれるのではないか、と考えるようになったからです。</p>
<p>とはいえ、以上はすべて僕の読み方です。訳者としては、この本の読者がそれぞれにさまざまな面白いものを読み込んでくれることを期待します。読み込まれたものが積み重なって何かに結実してくれるならば、大変嬉しいことです。そういうものが出てくることを楽しみに待つことにします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次に、学的領域の名称に関する補遺です。これは内容的にもそんなに重要ではないと判断しましたし、また、字数の関係で落とした部分です。落とした部分をそのまま再録しておきます。</p>
<p>「ところで、蛇足かも知れないが、学的領域の名称についてひとこと。「音響研究」とは「Sound Studies」の訳語である。ただし、私は自分の専門領域の名称としては「音響文化論」あるいは「聴覚文化論」という用語を用いている。訳者の肩書と本書で用いる用語との不統一はご容赦を願うとして、その理由を説明させていただきたい。私は、少なくとも今のところは、日本語の「音響研究」という言葉に工学的なニュアンス――「音響学」という言葉に類したニュアンス――を感じてしまうので、人文学の一領域を指す用語としては少し抵抗を感じている。また、Sound Studiesの訳語候補の一つだった「音学」という訳語にも工学的なニュアンスがこびりついている。日本では2013年より音楽情報科学研究会が年に一度「音学」シンポジウムというものを開催しているが、これまでのところこのシンポジウムにはいわゆる「人文学」的な研究は含まれていない。それゆえ私は今のところ自己紹介においては自分の専門領域を音響文化論あるいは聴覚文化論と呼称するが、それはSound Studiesという名称の直訳ではない。私は、Sound Cultural StudiesあるいはAuditory Cultural Studiesというような用語に対応するものとして、音響文化論あるいは聴覚文化論という呼称を利用している。マイケル・ブルとレス・バックに近いといえるが、私の個人史のうえでは、visual cuturral studiesの聴覚版、という意識が強い。いわゆるカルスタの延長線上に出てきた視覚文化研究の延長線上としての、音響文化論あるいは聴覚文化論、である。以上が訳者の肩書と本書の用語法とがすれ違っている理由である。</p>
<p>さらにもう一点。実は私は、音響研究、サウンド・スタディーズ、音響文化論、聴覚文化論、聴覚研究等々の名称の区別にこだわりがない。名称が異なるのだからその内実も弁別されるべきだろうが、現状では（とくに日本では）まだ、それぞれの名称のもとで多くの論考が生産されているわけではないし、それぞれの内実の差異もさして大きくないように思われるからである。訳者の肩書に音響文化論を用いているのは、この方が人文学として理解されやすかろうと考えるからである（少なくとも私の場合は）。とはいえジャンル名について厳密に考察すべき場合もあろう。その場合まずは、表象文化論学会（編）『表象09 特集 音と聴取のアルケオロジー』に収められた座談会を参照されたい。ともあれ本解説では、スターンに従って「音響研究」という用語を用いて解説を進めていく。二段落続いた逆接と留保の連続にも謝意を示しておきたい。」</p>
<p>今も僕は名称に強いこだわりがないままに「音響文化論」という名称を用いていますが、名称はともあれ、この領域を盛りあげようとしている活動を宣伝させておいてください。</p>
<p>本書の共訳者と、本書の訳者のうち2名が参加した谷口文和・中川克志・福田裕大による『音響メディア史』（京都：ナカニシヤ、2015年）の共著者とが、この共著と共訳の刊行をきっかけに今年度から「音響文化研究会によるトーク・イベント」を開催しています。これは、毎回ゲストを迎え、音響研究あるいは音響文化論あるいは聴覚文化論のトピックについてじっくり話を聞いて議論を行おうというイベントです。これは、スターンや音響研究に刺激された私たち音響文化研究会の面々が新たに何かを生み出そうとする活動である、とも言えるでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最後に、一点だけ指摘しておきたいことがあります。<br />
スターンによる「視聴覚連祷――W.J.オングに代表される、聴覚や視覚の歴史性を考慮に入れない思考――」に対する批判の論拠は、それが神学的なイデオロギーであることに求められています。ということは、キリスト教の影響の薄い地域における「視聴覚連祷」に対する批判が、今後の課題として残されています――念のため断っておきますが、もちろんスターンは、自分の論が世界中に普遍的に適応するものだなどと主張していません――。が、この問題は、この短い「訳者解説：補遺」で論じられるほど簡単な問題では無いので、指摘するに留めておきます。<br />
他にも色々スターンの論への批判はあってしかるべきだと思いますが、読者諸賢にお任せします。これだけ指摘しておきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以上、訳者解説の補遺としていくつか述べさせていただきました。<br />
とにかく訳者としては、ようやく日本の読者にも気軽に手にとっていただけることになったスターン『聞こえくる過去』を手に入れて読んでいただけることが一番です。よろしくお願いします。多くの読者に読んでもらって、少しずつでも音響文化研究――音響研究でも聴覚研究でも構いませんが――に関する関心が高まるといいなと思っています。さらには、そこから何か面白いものが出てくると、大変嬉しいことです。日本の人文学では、優れた人文書の翻訳が出た後に文化の動きに何か面白いものが生じる、ということがしばしば起こってきたと思います。だれも未来については確実にはわかりませんが、かつて起こったことはまた起こるかもしれません。なので、訳者としての僕もそういうことを期待して、そういうものが出てくることを楽しみに待つことにします。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>#3 「紙のレコード」の作られ方</title>
		<link>http://soundstudies.jp/t03/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/t03/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 15 Oct 2015 23:49:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2015年10月16日 (金) @MEDIASHOP (京都)　終了しました]]></category>
		<category><![CDATA[featured]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://soundstudies.jp/?p=217</guid>
		<description><![CDATA[&#160; &#160; ゲスト　城一裕（情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]  講師） 2015年10月 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/t03/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">#3 「紙のレコード」の作られ方</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/20151016d.jpg"><img class="alignnone wp-image-513 size-full" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/20151016d.jpg" alt="20151016d" width="1600" height="1200" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ゲスト　城一裕（情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]  講師）</p>
<p>2015年10月16日（金）19:00〜21:00<br />
<a href="http://www.media-shop.co.jp" target="_blank">MEDIASHOP</a>（京都市中京区）　入場無料</p>
<p>普通のレコードでは、録音された音が溝の凸凹に刻みこまれています。「紙のレコード」とは、紙や木に直接溝の凸凹を刻みこみ、その凸凹をなぞることで音を発する代物です。つまりこれは、見かけはレコードでしかないのに「音の記録」ではない奇妙な代物なのです。この「紙のレコード」はどのようにして作るのか、なぜこのようなものを思いつくに至ったのか、そういうことを巡って、これを作った城一裕さんから色々なお話を伺います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div>参考：</div>
<div>「紙のレコード」の作り方―予め吹き込むべき音響のないレコード編―</div>
<div>：<a href="http://www.slideshare.net/jojporg/131222-papaerecordjp">http://www.slideshare.net/jojporg/131222-papaerecordjp</a></div>
<p>&nbsp;</p>
<div><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/415659899_1280x720.jpg"><img class="alignnone wp-image-226 size-full" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/415659899_1280x720.jpg" alt="415659899_1280x720" width="1280" height="720" /></a></div>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<div>報告（中川克志）</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>音響文化研究会トーク・イベント第3回は、城一裕さん（IAMAS）に来ていただき、「紙のレコード」の作り方と作られ方について、発想の経緯や、作った後に知った色々な似たような作品たち、あるいは、この「技法」を利用してIAMASの学生に作らせたヘンなレコードたちについて話してもらいました。主観的には、集客数も会場の広さとちょうど良いくらいで、和気あいあいとした雰囲気で、無事終わりました。また、なんと6年ぶりに「<a href="http://swo.jp" target="_blank">The SINE WAVE ORCHESTRA</a>」のメンバーが、岐阜、京都、ベルリン、埼玉から全員集まっており（ベルリンの石田くんより、埼玉から出てきたミズキくんの方がレアキャラなんだそうです）、トーク中に鋭い勘所を突っ込んでくれたのは、面白かったというよりむしろ勉強になりました。確かに、溝の右側と左側をずらしたレコードは、モノラルの針で聞いてみたいですね。中川は『音響メディア史』の「15章　音響メディアの使い方」で、音響技術史を逆照射するレコードの最先端として「紙のレコード」をとりあげたので、この作り方と作られ方についてじっくりと話を聞いてみたかったので、満足しました。また、中川はその15章の内容を簡潔にまとめて話すつもりでしたが、その必要もないくらい盛り上がったので、しませんでした。このために準備したスライドとレジュメは、イベントの記録の一部として、近日中にここに公開しておきます。10月16日（金）は実は、<a href="http://www.inscript.co.jp/b1/978-4-900997-58-5" target="_blank">ジョナサン・スターン『聞こえくる過去』（インスクリプト）</a>が一般書店で発売された日だったのですが、このトーク・イベントではあまりスターンの話はできませんでした。でも、この「紙のレコード」はいわゆる「あったかもしれない過去」とか「ありえたかもしれない現在」とか「再発明された車輪」だったりするので、『聞こえくる過去』と同じように、メディア考古学的な視点で過去と現在の技術や感覚の技法にアプローチする姿勢の産物ではあります。というわけで、『聞こえくる過去』はメディア考古学とかメディア・アートとかパーソナル・ファブリケーションな活動とかにとって啓発的な代物なので、どうぞみなさま、入手して読んでみてください。</div>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<p>イベントの記録</p>
<p><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/003_e01.pdf" target="_blank">トークの内容（PDF: 1.8MB）</a></p>
<p>&nbsp;</p>

<a href='http://soundstudies.jp/t03/20151016e/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/20151016e-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="20151016e" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/t03/20151016b/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/20151016b-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="20151016b" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/t03/20151016c/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/20151016c-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="20151016c" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/t03/20151016a/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/20151016a-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="20151016a" /></a>

<p>&nbsp;</p>
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		</item>
		<item>
		<title>表象文化論学会第10回研究発表集会 企画パネル「『音と聴取のアルケオロジー』再論――『聴覚性』批判からの展望」</title>
		<link>http://soundstudies.jp/e02/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/e02/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 13 Oct 2015 08:23:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[関連イベント]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160; 表象文化論学会第10回研究発表集会の企画パネル「「音と聴取のアルケオロジー」再論――「聴覚性」批 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/e02/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">表象文化論学会第10回研究発表集会 企画パネル「『音と聴取のアルケオロジー』再論――『聴覚性』批判からの展望」</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>
&nbsp;<br />
<br />
表象文化論学会第10回研究発表集会の企画パネル「「音と聴取のアルケオロジー」再論――「聴覚性」批判からの展望」に、音響文化研究会の金子智太郎と福田裕大が登壇します。<br />
<br />
同学会の学会誌『表象09』の特集記事（「音と聴取のアルケオロジー」）、ならびに、本会主催者による邦訳が刊行されたばかりのジョナサン・スターン『聞こえくる過去─音響再生産の文化的起源』の意義を再検討しながら、今後の聴覚／音響文化研究の行方について議論を行います。<br />
&nbsp;</p>
<div>日時：2015年11月7日（土）16:00-18:00</div>
<div>場所：東京大学駒場キャンパス21KOMCEE（East 2F-212）</div>
<p></p>
<div>
<div>登壇者</div>
<div>福田裕大（近畿大学）</div>
<div>金子智太郎（東京藝術大学）</div>
<div>榑沼範久（横浜国立大学）</div>
<div>司会：福田貴成（中部大学）</div>
</div>
<p></p>
<div><a href="http://www.repre.org/conventions/10_1/">http://www.repre.org/conventions/10_1/</a></div>
<p>&nbsp;</p>
<div></div>
]]></content:encoded>
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		<title>第66回美学会全国大会「シンポジウムII　アイステーシス再考」</title>
		<link>http://soundstudies.jp/e01/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/e01/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 04 Oct 2015 12:13:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[関連イベント]]></category>

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		<description><![CDATA[&#160; 第66回美学会全国大会の当番校企画「シンポジウムII　アイステーシス再考」に、音響文化研究会の金 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/e01/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第66回美学会全国大会「シンポジウムII　アイステーシス再考」</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<div>第66回美学会全国大会の当番校企画「シンポジウムII　アイステーシス再考」に、音響文化研究会の金子智太郎が登壇します。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>2015年10月10日（土）15:00～18:00に早稲田大学で行われます。</div>
<div>その他の登壇者は以下の通りです。</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>「シンポジウムII　アイステーシス再考」</p>
<div>小林信之（早稲田大学）　司会・趣旨説明</div>
<div>村田純一（立正大学）　「見えないものを見る――カンディンスキーと色彩の多次元性」</div>
<div>金子智太郎（東京藝術大学） 「1970年代の日本における生録をめぐる言説」</div>
<div>太田純貴（鹿児島大学）　「サイコメトリーについて」</div>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
第66回美学会全国大会<br />
<a href="http://www.waseda.jp/bun-arthistory/bigaku66/index.html" target="_blank">http://www.waseda.jp/bun-arthistory/bigaku66/index.html</a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>#2　新しい「楽器」をつくる――録音と電子楽器以降の楽器</title>
		<link>http://soundstudies.jp/t02/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/t02/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 26 Sep 2015 00:52:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2015年9月26日 (土) @東京藝術大学　終了しました]]></category>
		<category><![CDATA[featured]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://soundstudies.jp/?p=65</guid>
		<description><![CDATA[&#160; ゲスト　斉田一樹（木下研究所　客員所長） 2015年9月26日（土）17:00〜19:00 東京 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/t02/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">#2　新しい「楽器」をつくる――録音と電子楽器以降の楽器</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p>ゲスト　斉田一樹（木下研究所　客員所長）</p>
<p>2015年9月26日（土）17:00〜19:00<br />
東京藝術大学美術学部中央棟第二講義室（東京都台東区）　入場無料</p>
<p>リズムマシン、サンプラー、シーケンサーといった20世紀後半につくられた電子楽器は、「楽器」とはなにかという根本的な問いかけをするものです。今回のトークはこうした新しい「楽器」が実際につくられる現場を見つめます。電子楽器はどんなアイデアやプロセスから生まれるのでしょうか。ミュージシャン／エンジニアとして個人でも企業でも電子楽器開発を行う、斉田一樹さんにお話を聞きます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_460" style="width: 3114px;" class="wp-caption aligncenter"><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/0926.jpg"><img class="wp-image-460 size-full" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/0926.jpg" alt="0926" width="3114" height="2046" /></a><figcaption class="wp-caption-text">（左から）金子智太郎、斉田一樹氏、谷口文和、中川克志</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>報告（金子智太郎）</p>
<p>第2回のテーマは楽器製作でした。イベント冒頭では、中川克志さんが『音響メディア史』「13章　新しい楽器」の要点を次のように説明しました。1960年代に開発された音楽機材の特徴は、操作と発音の契機を分離したことだった。そしてこの分離がそれまでの楽器の定義をゆるがすことになった。今回のゲスト斉田一樹さんには、いわばこうした分離以降の楽器製作について、話していただきました。</p>
<p>企業で電子楽器開発に携わるとともに、個人でも楽器をつくって演奏している斉田さんは、この2つの実践をモチベーション、プロセス、社会的制約などさまざまな観点から比較しました。企業での集団による開発では、既存の製品をベースにアイデアを共有しながら工程を進めていくのに対して、個人の製作ではより具体的なイメージをかたちにしようとします。他にも2つの実践は同時代のテクノロジーとどのような関係にあるのか、両者のクロスオーバーは現在どうなっているのかなどをめぐって、実例にもとづいた話が続きました。</p>
<p>質問の時間には、例えば、コンピュータでなんでもできる時代にハードウェアとして楽器をつくる意義はどこにあるのかといった現実的な問題を、登壇者と参加者が意見を出しあって考えました。このときあがったさまざまな論点はどれも現在の音楽文化にとって切実な問題であり、それらを検討しながら、あらためて楽器製作という実践の同時代性を確認することができたと感じました。</p>
<p>&nbsp;</p>

<a href='http://soundstudies.jp/t02/01-2/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/01-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="01" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/t02/attachment/02/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/02-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="02" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/t02/attachment/03/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/03-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="03" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/t02/attachment/04/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/04-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="04" /></a>

<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>#1　日本の機械録音時代</title>
		<link>http://soundstudies.jp/01/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/01/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 14 Aug 2015 21:41:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2015年8月28日 (金) @MEDIASHOP (京都)　終了しました]]></category>
		<category><![CDATA[featured]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://soundstudies.jp/?p=22</guid>
		<description><![CDATA[&#160; ゲスト　細川周平（国際日本文化研究センター 教授） 2015年8月28日 (金) 19:00〜2 &#8230; <a href="http://soundstudies.jp/01/" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">#1　日本の機械録音時代</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p>ゲスト　細川周平（国際日本文化研究センター 教授）</p>
<p>2015年8月28日 (金) 19:00〜21:00　<a href="http://www.media-shop.co.jp" target="_blank">MEDIA SHOP</a>（京都市中京区）入場無料</p>
<p>電気式録音が実現する1920年代以前より、日本ではすでにレコードの音を楽しむ文化が姿を現しつつありました。当時のレコードを取り巻く環境やその聴き方、レコードとともに隆盛したジャンルなどについて、日本の大衆音楽史の観点から研究を進めている細川周平さんにお話を伺います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_425" style="width: 1600px;" class="wp-caption aligncenter"><a href="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/002.jpg"><img class="  wp-image-425 size-full" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/002.jpg" alt="" width="1600" height="1200" /></a><figcaption class="wp-caption-text">細川周平氏（右）</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>◆報告（谷口文和）</p>
<p>音響メディアやそれにまつわる文化への関心を、研究者のサークルを超えて広く共有したいという思いから始まったトークイベントシリーズ。手探りの状態から始まった第1回ですが、写真を専門にされる方や名古屋から来られた方も参加され、うれしい限りです。</p>
<p>今回のテーマ「日本の機械録音時代」は、明治10年頃から昭和初期にあたります。ゲストの細川周平さんは、この時期における蓄音機の普及を、日本の近代化のプロセスと重ね合わせてとらえています。欧米から文化を積極的に取り入れようとした明治期、登場したばかりの蓄音機を手に入れたエリート層は、まだ生で聴く機会のなかったクラシック音楽に触れていました。つまり、西洋音楽の受容は音の複製メディアの受容と一体となっていました。その後、浪曲のブームや流行歌の登場を通じてレコードが庶民にも広まっていくにつれて、レコードを愛好する人々やその実践にも層が生じていったのではないかと考えられます。</p>
<p>これまでもっぱら音楽史として語られてきた日本のレコード史をメディア史の観点からとらえることは、欧米の出来事ありきで考えがちだった音響メディアの形成過程を見直すことにもつながります。例えば、録音技術が人間の声をそのままに再現するという期待は、日本ではどの程度あったのか。こうした、ある種の美学的な問題を検証する上でも、歴史社会的な補助線が重要だという感触を得たイベントでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>※イベントの記録も近日中の公開を予定しております。</p>
<p>&nbsp;</p>

<a href='http://soundstudies.jp/01/001-2/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/001-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="001" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/01/attachment/003/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/003-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="003" /></a>
<a href='http://soundstudies.jp/01/attachment/004/'><img width="150" height="150" src="http://soundstudies.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/004-150x150.jpg" class="attachment-thumbnail" alt="004" /></a>

<p>&nbsp;</p>
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		</item>
		<item>
		<title>音響文化研究会トークイベント 交差する音の技術と音の文化</title>
		<link>http://soundstudies.jp/t00/</link>
		<comments>http://soundstudies.jp/t00/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 25 Jun 2015 02:19:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[wpmaster]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[　]]></category>

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		<description><![CDATA[]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[]]></content:encoded>
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